古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

病院選びと方位の関係

九星気学で方位について勉強していると、
「あの時、ケガをしたのは凶方位に出かけたからではないか」
「健康だけが取り柄だったのに突然病気がちになってしまったのは
凶方位に旅行に行ったせいではないか」
と、過去のあれこれが気になり始めるかもしれません。

 

しかし、過ぎてしまったことを悔やんでいてもどうしようもありませんよね。
それよりも、どうすれば病気を早く治せるのか、
相性の良い医師に巡り合うにはどうすれば良いか、
「これからできること」に目を向けたほうが良いでしょう。

 

そこで気になるのは、病院選び。
引っ越しの業者選びに吉方位や凶方位があるように
病院を選ぶ際にも「方位」を意識したほうが良いのでしょうか。

 

実際のところ、病院の方位や手術の時期などによって、
快復までの経過や時間には差が出てくるようです。

 

言うまでなく凶方位にある病院には注意が必要です。

 

特に、進行の速い病気については、
そのペースを抑えるのが難しくなるそうです。
年盤、月盤、日盤のいずれにおいても
五黄土星が回座する方位とその逆側(暗剣殺)は避けるべきでしょう。

 

ただ、凶方位の病院に行ったからといって、
すぐに命に係わるような重篤な状態になるということはありません。
病気というのはあくまでもそれまでの人生で蓄積された
凶作用の積み重ねで起こるものであるため、
受診した病院の方角で症状が激変するというものではないのです。

 

蓄積した毒素を、長い時間をかけて少しずつ排出していく。
それに伴って、体調も徐々に快復していく。
例えて言えば、漢方薬のようにゆっくりとした効き目が表れてくるわけです。

吉方位の病院を選ぼう!

病院の方位だけで、病気の症状が劇的に変わるわけではありません。
しかし、そうは言っても長い目で考えれば
吉方位にある病院を選ぶにこしたことはありませんよね。

 

問題は、

 

「いつの吉方位で考えれば良いのか?」

 

ということです。
初診日なのか、手術日なのか、入院する日なのか。

 

正解は、基本的には初診日の吉方位で判断します。
ただ、2回目の受診日が1週間以上開いてしまうようだと、
せっかくの吉作用が得られにくくなってしまうのだとか。
特に9日経つと九星が一巡りしてしまうので、
吉方位をとった意味がなくなってしまいます。

 

ピンポイントで吉方位を狙って通院を始めたのであれば、
次回までの間を1週間以内にすること。
「え〜、でも、予約の日にちは病院側が指定するものだし」という場合でも、

 

用がなくても1週間以内に病院まで足を運ぶことです。

 

これだけでも、吉方位の効果はちゃんと治療結果に反映されるそうですよ。

 

逆に、もし「初診日が凶方位だった!」という場合でも、
1週間以上開けて吉方位をとるようにすれば凶作用を回避することができます。

 

ちなみに、方位の良し悪しは本命星で判断します。
自宅〜病院の距離が4q以内なら月盤で判断し、
4q以上ならば年盤と月盤の両方を照らし合わせて吉方位を取るようにしましょう。

 

ただし、治療が「短期か、長期か」によってもとるべき方位が違ってきます。
短気の治療であれば日や月の吉凶を受けやすく、
慢性疾患などで治療が長期に及ぶ場合には年の影響が強く出ます。
一つの目安として、「半年以上通院は月と年で見る」と覚えておくと良いでしょう。

病院選びの他に大切なこと

病院選びに九星気学の理論を生かすのであれば、
方位の吉凶の他にも注意すべき点があります。

 

それは、担当医との相性。

 

医師の九星との関係が相剋の関係(「死気」「殺気」)で、
なおかつ相手の九星が剋気優勢で
あなた自身の星が傷つけられる立場にあるとすれば
思うような治療成果は得られないかもしれません。

 

まずは医師の生年月日から本命星を割り出し、
自分の九星との相性を調べてみることですね。
最近は病院の公式HPを見れば医師の生年月日が掲載されていたりするので、
そういった情報を参考にしてみると良いでしょう。

 

このように、九星気学を元にして病院を選ぶというのは
深い知識が要りますし、結構、面倒くさい・・・。
痛みがあって苦しい時に、「そこの病院は吉方位じゃないから・・・」
なんて悠長なことを言っている余裕はあるのでしょうか?
また、医師のプロフィールも、必ずしもGETできるとは限りません。

 

筆者の師匠も言っていましたが、病院選びにこだわり過ぎるよりは
日々の生活の中でなるべく吉方位に出かけ、
祐気取りを積極的に行うこと!
お砂取りやお水取りをして、大地が育んだ力強い吉パワーを
身体にどんどん取り込みましょう。

 

病気に打ち勝つためには、なによりも
その前向きでポジティブな姿勢が大切なのですから。