古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

杭を打ち込んで吉エネルギーをいただく

吉方位の山林に、自らの願いを込めた水晶を埋め込む「玉埋め」。
大地のエネルギーが、その願いを成就させてくれると言われています。

 

九星気学には、これと同じような開運法がもう一つあります。
それが、「杭打ち開運法」
こちらは、水晶を埋め込むのではなく

 

地面に杭を打つことで祈願を成就させるというものです。

 

杭そのものに願い事や自分の名前、住所、生年月日を記し、
吉方位の山林の地面に打ち込む、
もしくは土の中に埋め込む。

 

そうすることによってあなたの分身とも言える杭が吉方位に留まることになり、
絶えず祐気パワーを浴び続けることになります。
それが結果的に、あなた自身の運気を上げることにつながるのです。

 

こちらも、玉埋めと同じように、
ちょっとした「おまじない」のようなニュアンスがありますよね。

 

そんなことで願い事が叶うなんて、なんだか信じられない!
と思う方もいらっしゃると思いますが、
ここでもやはり大切なのは「信じること」ですよ。
辛い困難にぶつかった時、

 

「あの杭を通じて、自分は吉方位の大地とつながっている」

 

そう思うことでもうひと踏ん張りできたり、
苦境を乗り越えることができたり。

 

「心の中にあるお守りだ」と思って、
イザという時の心のよりどころにしてみてはいかがでしょうか。

杭打ちのルール

杭打ちに使用する杭は、木製の物を使うというのが九星気学のルール。
というのも、木はやがて土に還っていきますからね。
願掛けをした杭が大地に吸収されていくということは、
すなわち、あなたの願い事が地に同化していくということを意味しています。

 

長い年月をかけて徐々に木が土に還っていくように、
あなたの願い事も時間をかけて成就していくことでしょう。

 

よって、この杭打ち開運法で祈願する内容は、
「今すぐに叶えたい夢」ではなく
「じっくりと時間をかけて叶えたい望み」が適しているということになります。

 

では、その「時間」とは具体的にどのくらいの期間なのか。

 

一つの目安は、9年。

 

ちょうど、九星気学の九星が一巡りする年数です。

 

杭打ち開運法を実践する際は、9年間絶対に他人の目につかないような場所に
ひっそりと打つ、もしくは埋めるようにしましょう。
途中で人の手によって掘り起されてしまっては、せっかくの願掛けが台無しです!

使用する杭はどうやって手に入れるの?

ただ、いきなり「杭を用意してください」と言われても難しいですよね(笑)。
一体、どのくらいの、どんな素材を使った杭が好ましいのか・・・。

 

一般的によく使われているのは、
縦4p×横4p×高さ30pほどの、わりと大き目サイズの杭。
素材としては、ひのきを用いたものが適しているようです。

 

これを、先端を尖らせるように加工しておきます。
そうすることで、地面に打ち込みやすくするわけです。

 

ただ、この杭の作り方は流派によって異なりますし、
「秘伝」とされていて一般には公開していない先生がほとんどです。

 

杭打ち開運法の詳しい理論や杭の作り方については、
『気学九星〈秘伝〉杭打ち開運法 東洋書院』
参考にしてみると良いでしょう。

 

九星気学初心者にはちょっと難易度が高めかもしれませんが、
杭打ち開運法の具体的な効果や活かし方について詳細に解説されています。