古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

反対側の方位にも災いが・・・

災い多し!九星気学の「五黄殺」の恐怖で紹介した通り、
九星気学では五黄土星が回座する方位は
あらゆる災いが生じる凶方位とされています。

 

過去を振り返ってみれば、
歴史に残る大きな戦争や甚大な被害をもたらした天災の多くが
五黒土星が中宮に位置する年に起きていることがわかります。

 

それだけ、五黒土星は強い凶作用を持つ星だということ。
そんな星が位置している方位ですから、
旅行や引越しを避けたほうが良いと言われるのも納得できます。

 

おまけにその凶作用は、五黄土星自身が位置している方位の
反対側の方位にまで及ぶというから恐ろしい!
これは「暗剣殺」と呼ばれ、
全ての人にとって最高レベルの凶方位となります。

 

その名の通り、「暗闇で剣に刺される」といったニュアンスの
外的で突発的な災いに見舞われやすくなると言われていますので、
その年の暗剣殺に当たっている方位への引っ越しや旅行は
避けるべしとされています。

暗闇から襲い掛かる鋭い剣

みなさんは、暗い夜道で背後から突然襲い掛かられた
という経験をお持ちでしょうか?

 

筆者は、背後から自転車でやってきたひったくり犯に
バッグを奪い取られそうになったことがあります。
幸い、ショルダーバッグタイプのものを肩から斜め掛けにしていたので
事なきを得ましたが・・・。
あの時のことを思いだすと、今でも心臓がバクバクします。

 

別にボーっとして歩いていたわけでもありませんし、
スマホをいじっていたわけでも、ヘッドフォンをつけていたわけでもありません。
それでも、突然暗闇で襲われた時というのは
咄嗟には抵抗できないものです。

 

日頃、「もしもひったくりの被害に遭いそうになったら、まずは大きな声で叫んで・・・」
なんてシュミレーションしていましたが、
人はあまりに驚いた時は声も出ません。

 

ひったくりにバッグを奪われたという話を聞くと、
「油断していたんだから、取られたほうも悪い。」
なんて言う人がいますが、あれは本当に自分では防ぎようがありませんよ。

 

暗剣殺の方位を犯した場合にふりかかる災いも同様で、
ハッキリ言って自分では防ぎようがありません。

 

思わぬ災害や事故、事件に巻き込まれてしまう可能性が高くなるので、
どんなに気を付けていても避けられないことが多いのです。
突然の発熱、思わぬ病も、暗剣殺の影響を疑ってみたほうが良いでしょう。

 

五黄殺と合わせて、九星気学では「二大凶殺」とも呼ばれ、
ある意味では五黄殺よりも恐ろしい凶方位と考えられています。
絶対に、この方位は犯さないように注意しましょう。

仕事でも空回りしてばかり

いやいや。どんなに凶方位だと言ったって、
結局は自分自身の気持ち次第でしょう!
気合いと根性で前向きに取り組めば運命は変えられるよ。

 

そのように捉える方もいらっしゃるかもしれませんが、
どんなにポジティブな思考で取り組んでも
次々に邪魔をされてうまく進まないのが暗剣殺の恐ろしいところ。
仕事上での努力は、全て水の泡となって消えてしまいます。

 

特に、暗剣殺の方位にある会社との取引にはご注意を。

 

たとえ契約にこぎつけたとしても、
イザコザがあって破棄されてしまったり、
最悪の場合はその会社が倒産してしまったり・・・。

 

しかし、九星気学での運勢がどうあれ、
ビジネスである以上、取引を避けるわけにもいきませんよね。
「今年、御社はうちの会社から見て暗剣殺の方位にあたるので
取引は控えさせていただきます」
なんて言ったら、もう二度と取引きには応じてもらえないでしょう。

 

では、どうすれば良いのか?
暗剣殺の凶作用を和らげるためには、水晶が有効です。

 

水晶は、邪気を浄化する力があると言われているパワーストーン。
身に着けることで、凶方位の凶作用を吸収してくれます。
どうしても暗剣殺の方位へ出向かなければいけない時は
水晶を身に着けて出かけましょう。
吉方位の祐気を吸収させた水晶だと、なお効果的です。

 

ちなみに、凶作用を吸収させた水晶は、必ず浄化させましょう。

 

具体的には次のような方法が適しています。

 

  • 太陽のエネルギーを十分に吸収させる
  • 流水にさらす
  • お香(セージ)を焚き、その煙の中をくぐらせる