古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

九星気学と不動産の関係

九星気学の吉方位や凶方位の理論は、
旅行ばかりではなく不動産選びにも役立てることができます。

 

「引っ越してからどうもツイていない」と感じたことはありませんか?
それは、元の場所から見たその方位が
あなたの九星にとってあまり相性が良くなかったのかもしれません。

 

賃貸であれば、「また引っ越せば良いか」と楽観的に考えられるでしょうが、
持ち家だとそうもいきませんよね。
ローンを組んで新築した家が、家族に災いを運ぶ元になるとしたら・・・
考えるだけでもゾッとします。

 

そのような悲劇を避けるためにも、
九星気学と不動産の関係について知っておきましょう。
もちろん方位による影響も大きいのですが、
九星にはそれぞれ不動産との相性があります。
不動産を持つことによって運気が安定する星もあれば、
逆に運気を下げてしまう可能性のある星もありますのでご注意ください。

 

まずは、不動産を持つことが吉と出る九星。
二黒土星、五黄土星、八白土星の3つは「土」の気を持つ星であり、
不動産を持つことによって運気の基盤を固めることができます。

 

六白金星、七赤金星は、「金」の気を持つ星。
「土から金を生ずる」という「生気」の作用が働くので、
元々持っている運気(エネルギー)を強化することができます。
一生賃貸で過ごすよりは、資金を貯めて不動産を手に入れることをオススメします。

 

逆に、一白水星、三碧木星、四緑木星の方は、
不動産を持つことにはあまり固執しないほうが良いと思います。
水は「土によって汚される」、木は「土の養分を奪う」ということで、
土との相性があまり良くありません。(「死気」、「殺気」の関係)
不動産を持つことで運気が大きく下がるということはありませんが、
せっかく購入しても家を空けることが多くなってしまったりして、
あまりメリットを感じられない結果となってしまうかもしれません。

 

実際、本命星が四緑木星である筆者は、
不動産に対してあまり思い入れなく
「一生、賃貸でも別に良いかな」とすら思っているくらいです。

 

残りの九紫火星の方は、経済状況との折り合い次第。
美的センスに優れているだけにデザインやインテリアへのこだわりが強いので、
不動産を取得して家を建てるのであれば、妥協しないほうが良いと思います。
開運の鍵は、なんといってもその不動産に対する「愛」や「思い入れ」。
「火は灰になって土に尽くす」と言われるように、
こまめなメンテナンスやリフォームが開運のコツです。

方位を意識した不動産選びのススメ

次に、九星気学の方位を意識した不動産選びについてご紹介します。
賃貸でも持ち家でも、まずは不動産業者やハウスメーカー選びから始まると思いますが、
その土地での運気の吉凶は、あくまで土地の方位でみるものなので、
業者の方位にはこだわらなくてOKです。
繰り返しますが重視すべきは、取得する不動産の方位です。

 

ただ、不動産購入にあたっては、なにかと手続きが要りますよね。
その仲介してくれるのは不動産業者であり、
二人三脚で家を建ててくれるのはハウスメーカーです。

 

場合によっては一生の付き合いになることもありますので、
できれば気分よくお付き合いできる業者が好ましい!

 

吉方位にある不動産業者を選ぶと、
諸々の手続きがスムーズになったり、サービス面が充実していたりと
メリットを実感できることが多いようです。

 

いくつか業者の候補をピックアップしておき、
それぞれの業者の所在地は、今住んでいる家から見てどの方角にあたるのか?
業者に出向く日の吉方位はどちらなのか?
を確認しておくことをオススメします。

 

長いお付き合いになりますので、
なるべく、吉方位にある業者を選ぶようにしましょう。

越し日の吉方位も重要!

九星気学を生かした不動産選びをしたい!という場合、

 

「その物件(土地)を見つけた日の吉方位が大事なのか?」
「それとも、契約する日の吉方位が大事なのか?」
「はたまた、引っ越す日が大事なのか?」

 

という疑問が生じると思います。

 

見つけた日の吉方位に位置していた土地でも、
契約する日や引越しをする日には
その方位が凶方位になっているという可能性もあるわけで・・・。

 

結論としては、

 

「吉方位で見つけて、吉方位の日に契約して、吉方位で引っ越す」

 

というのが理想的です。当たり前ですが(笑)。

 

ちなみに、方位に加えて、日の運気の良し悪しも大事です。
特に、天中殺の時に契約すると、
なにかとトラブルに見舞われることも多くなるそうですからご注意ください!

 

天中殺とは、年では12年目のうちの2年間、
月では1年に2ヶ月間回ってくる「ツイてない期間」。
天の助けも人の助けも得られず、努力も形になりません。
この期間中に始めたこと(事業、引越し、就職、結婚等)は
必ずややがて問題が生じますので、できるだけ避けた方が良いと言われています。

 

得てして精神状態が不安定になりやすく、
その不安感を払しょくしようとして新しいことを始めたくなる時期でもあります。
それがかえって自分の首を絞める結果になってしまうという、
なんとも過ごし方の難しい時期でもあります。

 

この時期は、物事に対して受動的な姿勢を貫くのが一番。
自分から何かを始めよう、外に向かって何かを発信しよう!などとは思わず、
自分自身の内側に意識を向けて過ごすことが一番です。
天中殺の嵐が過ぎ去るまで、ひたすら殻にこもって待ちましょう。

 

天中殺の求め方

十干と十二支を組み合わせたものを「六十干支」と言います。
「甲、乙、丙、丁・・・」×「子、丑、寅、卯・・・」で
十干と十二支を一つずつ組み合わせていくと、十二支のほうに2つ余りが生じますよね?

 

上の順番ですと、戌と亥の2つはセットになる干がありませんよね。
これを指して、「戌亥は甲子旬には空亡している」と表現し、
「戌亥は弱くなっている」と考えます。

 

六十干支で甲子の日から癸酉の日に生まれた人にとっては
戌・亥の年月日時が天中殺になります。

 

甲・戌〜癸・未の組み合わせでは、今度は申・酉が余りますよね。
ですから、今度は「申酉が空亡している」と考えます。
六十干支で甲戌の日から癸未の日に生まれた人にとっては
申・酉の年月日時が天中殺になります。

 

天中殺の求め方は次の通りです。

 

  1. 「生月番号表」から誕生年と月が交わるところの数字をチェックする。
  2. @の数字に生まれた日を足した数字が、「星番号」。
  3. 「天中殺表」で自分の星番号がどの天中殺に当てはまるか確認しましょう。

 

【生月番号表】


 

【天中殺表】

 

<例>1979年 1月31日生まれの場合、
「生月番号表」で1979年の1月の交わるところの数字は4。
星番号は4+31=35です。
「天中殺表」を見てみると、星番号35が当てはまるのは辰巳天中殺です。

 

ちなみに、生年月日を入力するだけで簡単に天中殺を調べられるサイトもあります。
コチラが最もシンプルでわかりやすいと思います。

オススメは北東

ちなみに、不動産取得でオススメの吉方位は「北東」。
五黄中宮の定位盤では「八白土星」の定位になる方位です。

 

不動産と関係の強い方位であり、
吉方位として用いることによって良い不動産に恵まれることができます。
(家の大きさは、その時に自分が保有している運の大きさによるそうです。)

 

「貯蓄」「蓄財」「家族」という象意を持つ方位でもありますので、
お金が貯まったり、家族関係が円満になったり、良い援助者に恵まれたり・・・
といったプラスアルファの効果も期待できますよ。

 

最も理想的なのは、北東が吉方位であり、
なおかつそこに八白土星が回座している時。
蓄財や相続の運に恵まれるので、
これまで培ってきたものを次の世代にスムーズに引き継ぎたいという方に
特にオススメしたい吉方位です。