古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

早熟な“おませさん”

萌え出たばかりの、青緑の若草。
その若々しさを備えているのが、三碧木星です。

 

九星気学で同じく「木」の性質を持つ星として四緑木星がありますが、
こちらはもっと樹齢を重ねた木のイメージ。
同じ「木」でも、それぞれ違った性質を持っているというのが
九星気学占いの面白いところですね。

 

みなさんも経験があるかと思いますが、
若い頃というのは後で考えると恥ずかしいくらいに怖い物知らずなものです。
人間関係でも恋愛でも仕事でも、
物怖じせずに飛び込んでこっぴどい失敗をしてしまったり・・・。
いわゆる「若気の至り」というやつですが(笑)、三碧木星の人は、
ある程度年齢を経てもなお、若い頃と同じような失敗をしてしまいがちです。

 

クリエイティブな才能に恵まれているので、斬新な発想で周りを驚かせることも。
ただ、状況判断が甘いところがあるので、
せっかちな行動で周りに迷惑をかけることも多いようです。

 

早熟で“おませさん”な一面があるため、
若い頃は特にその傾向が強く出るでしょう。
愛情の目覚めも早く、婚期も早いようですね。

 

ただ、鋭い言葉で心を傷つけられたりするとあっと言う間に熱が冷め、
自分か身を引いてしまうこともあります。
安定した愛情関係を築いていく上では、
相手の欠点を許す心の余裕を持つことも大切ですよ。

「短気は損気」と心得よう

言動に若々しさがあり、人を惹きつける魅力を持った三碧木星。
頭のキレも良く論争好きで、どんなことにも全力投球できる点も強みですが、
最大の欠点は短気であることでしょう。

 

急ぎ過ぎるあまり早とちりとなり、失敗することが多いよう。
プライベートでもビジネスの面でもそのような傾向があるので、
「短気は損気」と心得ておくことが開運の鍵となります。

 

ただ、失敗しても立ち直りが早いというのも、この星の強み。
仕事では、早運型で、早くも20代のうちに脚光を浴びるでしょう。
30代で社会的に認められる地位を築き、
実力以上の評価を受けられるはずです。

 

そのため、収入も多いのですが、一方で散財する機会も多くなるため
「蓄財」をどこまで意識できるかが人生後半の運気を左右しますね。

 

「三碧木星は散財が多いからお金持ちになれない」
と断定してしまうのではなく、
「そのような気質だから、じゃあどうすれば良いのか?」
「どんなことにきを付けて過ごしていけば良いのか?」
という前向きなアドバイスをするという点が九星気学の特徴であり、
魅力の一つでもあると思います。

 

ちなみに、職種としては、
アイデア豊富でクリエイティブな才能に恵まれているため、
芸術や芸能関係、企画系の仕事に適性があるでしょう。

体調の波が激しい・・・

三碧木星は、せっかちな性質があるため、些細なことでイライラしがち。
これは、自分で思っている以上に健康に悪影響を与えることになります。
イライラが度を越すと、時にはヒステリー症状を起こすことも・・・。

 

そのため、気分次第で体調も変わり、
好調な時と不調な時の波が激しくなるでしょう。

 

九星気学の九星の中でも、特に若々しさが特徴的な星なので、
その不安定感もまた一つの魅力とも言えるのですが、
あまりに気分や体調の波が激しいと本人はしんどいですよね。
繰り返しますが、「短気は損気」と心得て、気持ちに余裕を持つ努力をしましょう。

 

気持ちが急いている時は、得てして呼吸も浅くなりがちなもの。

 

カッとなったら、深呼吸。
うわ〜ッと焦り始めたら深呼吸。

 

これを意識するだけでも、心身がリラックスして行動に変化が表れてくるはずです。