古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

永遠のピーターパン

九星のうち、唯一 “火”の気質を持っている星。
燃える物を求めて次から次へと飛び散って行く火のように、
あっちへ、こっちへと気持ちが拡散しやすいところがあります。
いわゆる「熱しやすく、冷めやすい」タイプですね。

 

子供の頃から落着きがなく、
親の立場から見れば

 

「この子、大丈夫!?」

 

と不安を覚えるかもしれません。
いつでもおとなしく、親の傍から離れない子も心配ですが、
あまりに動きが激しくて目を離せない子供も大変ですからね・・・。

 

しかし、その情熱的な行動力の源には、
周りを圧倒するほどのエネルギーが秘められています。
子供の頃からガキ大将タイプで、
社会に出てからも強力なリーダーシップを発揮することでしょう。

 

外見の華やかさもさることながら、
持ち前の無邪気さで多くの人の心をわしづかみにします。

 

ピーターパンのように若々しく、自由で、
大胆でありながらもちょっと繊細な一面も備えている九紫火星。
異性にもモテモテのタイプなので、
次々に恋人が変わることも珍しくありません。
親としては、ハラハラさせられることも多くなりそうです。

一人は苦手な寂しがり屋

アクティブで、一つのところに留まるのが苦手な九紫火星。
しかし、実は人一倍寂しがりや屋で甘えん坊な一面もあります。

 

駄々をこねる子供は、「じゃあ、バイバイね〜」と放置されると
だんだん不安になって親を探し始めますよね。
どの九星の子供でも、程度の差こそあれそんな不安感を持っていますが、
九紫火星では特にその性質が強く表れます。

 

ずーっと、ずっーっと変わらない母親の愛を求める、
そんなロマンティスト(というより情熱家?)な面がありますので、
全てを受け入れて思い切り甘えさせてあげてください。

 

「子供を甘やかすのは良くない」という声が聞こえてきそうですが、
親が一方的に甘やかすのと、
子供が求める愛を与えるのとは全く意味が違います。

 

本人が求めている以上の愛は、時には重荷となり
「過干渉」「過保護」とカテゴライズされてしまいますが、
求めた分だけしっかり愛情をもらった子供は
「自分は愛されている」「自分は認められているんだ」
という自己肯定感が育まれ、
自分もまた誰かを愛するだけの愛を持った人間になります。

 

「泣かれるのが嫌だから抱っこするのか、それとも
子供が抱っこを求めているから抱っこするのか?」

 

さて、あなたはどちらでしょうか?

ちょっとしたことでも誉めて、誉めて誉め倒せ!

かなりざっくりとした分類ですが、
誉められて伸びる子供もいれば、逆に
ビシビシと厳しく鍛えられることで伸びる子供もいます。

 

育てられた環境の影響もあると思いますが、
やはり、先天的な性格によるところも大きいですよ。

 

誉められると「もっと頑張って、また誉めてもらおう」と思う子もいれば
「誉められたから、もういいや〜」と油断してしまう子もいます。

 

九紫火星の子供に関して言えば、ちょっとしたことでも誉めて、
それはもう、ちょっと大げさなくらいに誉めてあげたほうが
モチベーションアップにつながります。

 

寂しがり屋ということは、

 

誰かに認めて欲しい!注目して欲しい!

 

という気持ちも強いということ。
だからこそ、誉めることによって
「いつも見ているよ」というメッセージを伝えることが
九紫火星の子供の安心感につながり、
結果的に親子の絆を強めていくことになるのです。

 

目立ちたがり屋で承認欲求の強い九紫火星は、
親に対して(恋人に対しても)「常に変わらない愛情」を求めています。

 

親だって人間ですから、常に変わらずにいることは難しいですが、
それでも、彼らにとってのシェルター的存在となれるよう
意識的に努力することは大事なことです。