古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

忍耐強い努力家

命を育む大地のように、どっしりとした安定感と
深い母性愛(父性愛)を備えた星。

 

二黒土星の子供は、非常に努力家で、
一つの物事にじっくりと腰を据えて取り組める集中力を持っています。

 

遊び方一つ取ってみても、様々なおもちゃに興味が拡散することは少なく、
特定のおもちゃでじっくり集中して遊ぶ。
そんなタイプの子供が多いようです。

 

親の性格によっては、
「なんだか慎重過ぎてイライラする」
「子供なんだから、もっと冒険心が旺盛なくらいでちょうど良いのではないか?」
と感じることもあるかもしれませんが、その慎重さこそが二黒土星の持ち味!

 

見方を変えれば、それだけ真面目だということです。
やがて、勉強や仕事の面でその長所が生かされてくるはずですよ。

信頼されると伸びるタイプ

「真面目」というその性質は、人間関係でも垣間見ることができます。
土の性質を備えているということで、非常に母性(父性)の強い星なので、
面倒見が良く、人に対して誠実に尽くすタイプなのです。

 

ゆえに、人から頼られるとモチベーションがアップ!

 

「なんとかしてあげたい」「この人のために頑張ろう」
という気持ちが、行動の原動力になります。

 

それは親との関係についても言えることですから、
二黒土星の才能、底力を伸ばせるかどうかは
親がどれだけ子供を信頼できるかにかかっていると言っても
決して過言ではないでしょう。

 

ただ、ちょっと人に尽くし過ぎるところがあるのが心配なところ。
子供の頃から、友達関係で損をすることも多くなりそうです。
好きになるのめり込みやすいところもあるので、
相手にとっては「重い」と感じてしまうことも・・・。

 

二黒土星の子供が人間関係で傷ついたり落ち込んだりしている時は、
誠実であるがゆえに空回りしている可能性あり。
その真面目さは否定せず、気持ちに寄り添ってフォローしましょう。

 

今すぐに相手に気持ちが伝わらなくても、いつかわかってもらえる日がくる。
わかってくれる相手が表れる日がくる。
だから、その誠実さは持ち続けていたほうが良い。

 

親としては、そんなメッセージが伝えられれば十分なのではないでしょうか。

口うるさい干渉は苦手

子供といえども、基本的には人の話はしっかり聞くタイプです。
大人からの指示が全く入っていかないということはありませんが、
元々が非常に頑固な性格の持ち主。
自分が納得しない限り、動かないところがあります。

 

間違いを認めようとしないところもあるので、
親としてはイラッとする場面もあるでしょう。

 

しかし、そこでしつこく間違いを改めようとしたり、
口うるさく干渉し過ぎたりするのはNGです。

 

大人でも、親しい間柄の人に口うるさくダメ出しされるのは
良い気分ではありませんよね?
なんだか、自分が信用されていないように感じて、
自分のほうも相手を信頼できなくなってしまうでしょう。

 

二黒土星の場合、人との関係において「頼りにされること」で
自分自身の存在価値を確認しているような部分もあるので、
そこが揺らいでしまうと親子の関係もギクシャクしてしまいます。

 

二黒土星の子供に対しては、

 

「信頼して、最終的な判断は本人に任せる」

 

くらいの気持ちで接したほうがうまくいきます。

 

やむを得ず、親の意見を通さなければならない時も、
頭ごなしに考えを押し付けるのではなく
まずは子供の考えに耳を傾ける、
相手の気持ちを尊重する姿勢を示すことが大切です。
(これは、結局はどの星の子供にも共通することですが)